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NEVE 33601 BA398 ファントム用電源
2007.8.26
このまま持っていても使うこともないと思い手放す事にしましたが非常に珍しいモジュール
なのでデーターシートを作りました。メルボルンコンソールから抜いたもので24Vの電源から
48Vを作るモジュールで3415などと同じサイズです。
あまり信頼性の無い配線図なので?マークが付けてあります。理由はこれ一台しかないので
配線図を作るためにだけで部品をはずしたり無理をして壊したくないからです。
チョークコイルが二個に発振用のトランスとトランジスタ二個の構成で発振周波数は20K以上です。
コアボビンは33115のイコライザー部分に使われている物で33115のスペアパーツを依頼したときに
メーカー側から非常によいコアですねーと言われた事があります。
仮組み用のラックに33601 334153 33421の順番で並んでいます。ゲイン配分はマイク用に
固定してあります。ファントム部分の電源電圧は無負荷で56V状態ですが2本のマイクに供給した
状態で約49Vでした。モジュールのサイズは33415と同じです。
実際に音を出して見るとやはりトランスの違いが出ますのマリンエアとして33115も接続して見ました。
余談
とりあえずはファンタム電源の試験のはずが結局各トランスの音の違いを聞き比べることになって
しまいました。33421もOPアンプはBA438,BA440に交換してあり、マリンエア、STI.ベルクリアの
三個の聞き比べです。そこで感じたのが33421です。オリジナルはBA638,BA640ですのでディスクリ
ートでなく5534が使われています。そこでV1-jrとも聞き比べを行いましたがやっぱV1-jrは良く出
来ていると思いました。アウトにマリンエアのトランスが入っていないのに音がしっかりしています。
こうなると33421もビンテージを追いかえるのではなく好きな音に改造するのも面白いかと思い始め
ました。V1-jrの密度の濃さがマリンエアのアウトプットトランスを通るとどんな音がするのか
非常に興味が沸きます。
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