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NEVE 33601 PHANTOM POWER
2008.4.8

このまま持っていても使うこともないと思い手放す事にしましたが非常に珍しいモジュールなので
データーシートを作りました。メルボルンコンソールから抜いたもので24Vの電源から48Vを作る
モジュールで3415などと同じサイズです。



あまり信頼性の無い配線図なので?マークが付けてあります。
理由はこれ一台しかないので配線図を作るためにだけで
部品をはずしたり無理をして壊したくないからです。


チョークコイルが二個に発振用のトランスとトランジスタ二個の構成で発振周波数は20K以上です。
コアボビンは33115のイコライザー部分に使われている物で33115のスペアパーツを依頼したときに
メーカー側から非常によいコアですねーと言われた事があります。



仮組み用のラックに33601 334153 33421の順番で並んでいます。ゲイン配分はマイク用に固定してあります。
ファントム部分の電源電圧は無負荷で56V状態ですが2本のマイクに供給した状態で約49Vでした。
モジュールのサイズは33415と同じです。

実際に音を出して見るとやはりトランスの違いが出ますのマリンエアとして33115も接続して見ました。
余談
とりあえずはファンタム電源の試験のはずが結局各トランスの音の違いを聞き比べることになってしまいました。
33421もOPアンプはBA438,BA440に交換してあり、マリンエア、STI.ベルクリアの三個の聞き比べです。
そこで感じたのが33421です。オリジナルはBA638,BA640ですのでディスクリートでなく5534が使われています。
そこでV1-jrとも聞き比べを行いましたがやっぱV1-jrは良く出来ていると思いました。アウトにマリンエアのトランスが
入っていないのに音がしっかりしています。こうなると33421もビンテージを追いかえるのではなく好きな音に改造する
のも面白いかと思い始めました。V1-jrの密度の濃さがマリンエアのアウトプットトランスを通るとどんな音がするのか
非常に興味が沸きます。


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