n-tosch top
S-mix Furutani ver.
2005.5.15
HA-S149を使っている方が、5−1対応のS-mixの音を聞いて是非欲しいのですが単純なミキサーを
作れませんか?と問い合わせがありました。そこで20万の予算内で作ってみました。




左8個のVRはゲイン調整で約10dbのゲインがあります。SW付きですので左に回しきりで+4受けで右に回すと絞り切りの 状態jから最大ゲインになります。センター部分のトグルスイッチは、1-2、3-4、5-6、7-8それぞれのペアで下側、LRステレオ送り、 真ん中MUTE、上側PANがでセンター送りにしてあります。S-mixよりは通常はミキサーとして使うことが多いとのことでゲイン 固定スイッチとMUTEは絶対に欲しいとのことでした。新たにすべてを設計すると値段が高くなるので手持ちの基板データーを 流用して作りましたがどうせなのでLedのレベルメーターもつけました。



今回はプロトタイプになるかも知れませんとお断りして作ったので内部配線は非常にいい加減に
なってしまいました。アサインに使っているラッピングタイプのSWとゲイン用のVRの奥行き
が揃うともう少し使いやすいパネル配置が可能ですが苦しいところです。トグルの形状を小さく
すれば各チャンネル別に、GAIN*PAN*MUTEと並べ一枚基板にして、手間を省けるかもしれません。
いずれにせよサガミ電子の微小電流用のSWで4回路のものはライトアングルタイプがないので少
々困っています。裏パネルには8in2outのXLRの他、TRSが一個付いていますがTRSにはステレオで
1chと2chのダイレクトアウトを出してあります。
Mix部分はSSLの基板を使っていますが今回は不要な部分を切り落としてつかいました。なにも
考えないでコンデンサーをはずしてそのままカットしたらアウトの片側が足らない事態になり通常は
11と16でバランスアウトが出るのを11と10で出しています。
また、コネクター部分にゲイントリムがついているのでこの部分は基板をつけてバッフーを追加し
てモニター送りをつけるのもありかなと思っています。いずれにせよ1Uで小さなすっきりしたS-
mixをSSLに拘らずディスクリートでもなんでもありで商品化したいと思っています。



2010年8月追記
受注価格の割りに内容は濃いと反省しておりますが依頼者が熱心だったのと人柄も良いので
パネルに名前まで入れてしまいました。大盤振る舞いでしたがその後の基本になりました。

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