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Quad/eight CA-277&AM-10
2007.8.18
数ヶ月前にQ/eightのマイクアンプの超強力バージョンを作りましたが用途が
特殊なのでオリジナルのキャラクターとはちょっと違った物になってしまいました。
そのときにガラクタの箱から面白い基板が出てきました。オリジナルはマイクトラン
スも付いており、そのままでマイクプリが出来るものです。APIでも同じ構成の物が
あります。現在使っているマイクプリと回路が違うので配線図を作って見ました。
オリジナルは右側の下の部分にジェンセンのマイクトランスが付いています。またこの基板
はどうやら日本で改造されたみたいでアウト部分にコンデンサーが追加されています。また
オリジナルとは電解コンデンサー等が変更されています。たまたま海外サイトでオリジナル
の写真やコネクター部分の写真を見つけとても参考になりましたが基板部分の配線図がなく
ほったらかしてありました。
パターン面と部品面を合わせた図面を書きながら配線図を作ります。
この配線図は完成してません。というのはここまで追った時に気づいたのですがこれはQ/eight
のAM-10と言うOPアンプとまったく一緒です。下の写真はAM-10が4個使ってある基板でこの基板
を譲ってくれた方が沢山資料を送ってくれました。確か500ドル程度払ったと思いますが非常に
よい買い物でした。私のHPは良く見ているとのメッセージも一緒に送ってくれて参考にしろ
とサービスしてくれた物です。
録音スタジオを始めた時に初めて作ったマイクプリがQ/eightでしたので色々な特性を測定して非
常に面白い事に気づいてディスクリートのOPアンプに結構はまりました。当時バップのT氏と話
をしていて「で結局OPアンプは作らないと駄目でしょう!」と言われたのを良く覚えています。
抵抗違いバージョンやコンデンサー違いバージョン等も色々作りました。下の写真はNEVE33115の
ラックに並べて使うつもりで作った基板です。考えて見れば10種類以上の基板を作っています。
私が初めて使ったハイブリットOPアンプを使ったのは20年以上前でシグマの物を購入してなにも
わからず使っていました。この写真のマイクプリは国産のトランジスタを使った物も数種類つく
りました。ただトランジスタの足配置がちがうので基板のパターン違いが結構あります。
NEVE33115や1272なども良いのですがスタジオで通常使っているのはHA-S149がメインで他のマイクプリ
は要修理状態でほったらかしてあります。スタジオ営業を本格的にするに当たって手持ちのプリの整備
も必要ですがやはりこのCA-277は必需品の一つです。
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