N-tosch top
5-1チャンネル対応 S-mix
あるエンジニアから5-1のモニターが出来るS-mixが作れませんか?と話が
持ち込まれました。聞いてみるとProtoolsの1-8chのダイレクトアウトと
マスターアウト、モニターゲイン、DIMのボリュームが1-5と2mixと連動
しかもVUはバックも確認できる必要があり、おまけにEXTのin/outが-10db
仕様と言うものでした。今までの3Uのケースではコネクターの数が足らず
内部のスペースも足らないので4か5Uならとお願いしたのですがなんとか
3Uでまとめてくれとの依頼でEXT用のレベルコンバーターは外部に付ける事
にしてD-sub25Pにする事でなんとか目途が立ちました。(ブロック図)
テクニカル情報にも出ていますが、8連ボリュームを少ロットで作ってくれる
会社は日本にはあまいなくこの部分が一番のネックでしたが何とか大中の二
種類を自作する事が出来たので各部の設計を行いました。
tyoeIと違ってロジック部分も変更が多くDIMの音量調整も8連VRとなりますが
なんとかtypeIのパネルを流用する事が出来ましたがモニターinをEXTに切り
替えたりモニタースピーカーをsubにしたとき等もリレーを使って構成しまし
た。内部スペースの限界からダイレクトoutの為に基板をバッファー回路を上
に積み重ねたり8連VRの奥域が結構な長かったので電源トランスの位置を変
え電源基板をトランスの上に配置して内部スペースを確保しました。
裏パネルのXLRコネクターもtypeIに比べなにしろ数が多くtypeIなどで使って
いたゲイン可変のinput基板は今回は止めバランスinputだけにして可変VRと
アンプはパネルに直接取り付ける方法にしました。
アウトの数が多いので測定とは別に動作確認の為に沢山のVUメーターを使い
各部を確認しているところです。二階、三階建て部分が多いのでこれは重要
写真左側の二枚の垂直基板がSSLのチャンネルグループ基板です。
typeIに比べてXLRコネクターが6個増えて合計42個、それにD-sub二個があり
コストの事を考えてこのケースも10台分を注文しました。その後多機能の
typeVIを作るのに流用しましたがD-sub部分を使ったのはこの機種だけです。
写真左上の細長い基板が8連VRで剛性の関係でパネル側からLR、5-1LRセンター
バック、サブの順番で配線してあります。他の二個も同じです
作ったのは2004年だと思いますが故障でもして修理依頼が無いことを祈っています。
History of S-mix